「死後は海に撒いて欲しい」「自然に還りたい」などの話題を耳にしたことのある方も多いのではないでしょか。
昨今は、海に遺灰を撒く海洋散骨、目印となる木の下に遺骨を埋める樹木層、宇宙に遺骨を飛ばす宇宙葬など、故人の希望によって多様な選択をできるようになりました。
今回は、その中でも宇宙に飛ばす宇宙葬についてご紹介します。
宇宙葬とは何か
宇宙葬とは、宇宙空間に遺骨を打ち上げて埋葬する埋葬方法のことです。
打ち上げタイプはいくつかあり、宇宙の果てを目指すタイプや、人工衛星と共に地球の外周を回るタイプ、月面に到着させるタイプなどが存在します。
アメリカの会社が発端ですが、昨今では日本でも宇宙葬を取り扱う会社が出てきているので、日本人でも手の出しやすい存在となりつつあります。
宇宙葬の流れ
①取り扱い会社に申請
宇宙葬を希望する場合、まずは信頼できる人に宇宙葬の取り扱いをしている会社に申請するようお願いしましょう。
会社によってプランや料金が異なるので、どのプランにするかは生前に決めておくようにしてください。
②遺骨収集カプセルに遺骨や遺灰を入れる
家に遺骨収集カプセルが届くので、その中に遺骨または遺灰を入れて返却をし、準備完了となります。
この際注意するべき点は、費用により全ての骨は納めることができないという点を事前に把握しておくことです。
③打ち上げ開始
実際に打ち上げする瞬間を見にいくこともできます。
また、打ち上げが失敗する場合もありますが、この際は次回の打ち上げで再度宇宙に向けて旅立つことができます。
また、人工衛星による打ち上げプランの場合、打ち上げ後も遺骨の場所を確認することができます。
宇宙葬をする際の注意点
実施会社をしっかりと調べる
まだまだ一般的ではない宇宙葬ですので、中には生前に予約金だけもらって何もしない、などといった会社も存在します。
そのようなトラブルを防ぐために、宇宙葬を希望する場合は本当に打ち上げが行われているのかなどを調べ、実施会社が安全なのか判断するようにしましょう。
他の埋葬方法を準備しておく
宇宙葬では、基本的には遺骨の一部をカプセルに入れて打ち上げます。
埋葬をした場合でも遺骨が手元に残る状態になるので、残りの遺骨を埋葬する方法を用意しておくようにしましょう。
打ち上げが失敗する場合もある
ロケットによって宇宙に打ち上げる宇宙葬ですが、打ち上げが失敗してしまう場合もあります。
失敗した場合、カプセルを回収し次回の打ち上げに繰り越されますが、場合によってはカプセルを回収できない場合もあることを理解した上で宇宙葬を希望しましょう。
まとめ
ロマンの広がる宇宙葬ですが、実施している会社は少ないため日本で実現することが難しい場合もあります。
中にはスタンダードな葬式が分からない方や、葬儀に関してお困りの方もいるでしょう。
例えばこちらの吉田葬祭は鹿児島県で葬儀をするならおすすめです。個人葬から団体葬など、多様なニーズに合わせたご葬儀に対応しています。
葬儀に関するご相談も承っているので、気軽に相談してみてください。